フォーラム

非行・犯罪からの回復 −社会復帰支援の理論と実際−:第1回風の家フォーラム

2011年3月10日(日) 13時〜17時

 NPO法人風の家フォーラムは盛況に終えることが出来ました。来賓合わせ約70名を超える参加者に来ていただき、非行・犯罪を行なった人々の社会復帰支援について、これからのあり方を考える議論が出来ました。ありがとうございました。
 大阪大学藤岡純子教授からは、非行・犯罪からの回復として発達的観点と再犯に関わる8つの因子についてお話いただき、そのうち変えることのできるものを変えていく取り組みについて紹介していただきました。
 NPO法人風の家の鷹村アヤ子理事長からは風の家設立に至る経緯と、現在の活動の様子について、この1年間の様子を紹介しました。
 中国地方更生保護委員会山田憲児委員長からは、法務省の新しい取り組みがどのように始まり、その中で自立準備ホームがどのように位置づけられているかをお話しいただきました。
 パネルディスカッションでは再犯防止に向けて出所後すぐに支援を行なうことの必要性や新しい司法行政の仕組みである地域の中での支援を利用することの勧めなどが話され、フロアからも活発な質問をいただきました。

概要

名前 所属 講演タイトル
藤岡淳子 教授 大阪大学 非行・犯罪からの回復〜社会復帰支援の理論〜
鷹村アヤ子 理事長 NPO法人風の家 風の家の設立と活動
山田憲児 委員長 中国地方更生保護委員会 非行・犯罪からの回復〜新しい社会復帰支援を目指して〜

元受刑者における”障害” −社会復帰に向けた取り組み−:第2回風の家フォーラム

2012年3月18日(日) 13時〜17時

 第2回NPO法人風の家フォーラムを開催しました。今年度のテーマは「元受刑者における”障害”〜社会復帰に向けた取り組み〜」と題して、身体・知的・精神障害に限らず、社会で暮らす上で元受刑者が遭遇するさまざまな障害について考える機会を持つことができました。個人の側の変化と社会の側の変化の双方が求められること、そのための考え方やサポート体制、システム作りにまで話は広がり、フロアとのやりとりもある活気のあるものとなりました。
 島根パーソナルサポートセンター大谷誠相談員より、さまざまな支援の窓口として一括して相談を受け、同行も行うワン・ストップ・サービスとしてのセンターの活動とその展開についてをお話いただきました。
 島根あさひ社会復帰促進センター毛利真弓社会復帰促進部主任支援員より、刑務所内での新しい再犯防止プログラムとして回復共同体という取り組みについてのお話をいただきました。
 NPO法人風の家鷹村アヤ子理事長より、風の家の宿所利用者数、居場所利用者数、転帰などの活動状況の報告と再犯事例から学ぶ次の取り組みについての講演がありました。
 NPO法人エス・アイ・エヌ久保正道理事長より、障害者が社会で暮らす上で求められる社会のユニバーサルデザイン化と障害者の側の生涯学習についてのお話をいただきました。
 パネルディスカッションにおいて、社会の側に求められること、元受刑者の側に求められること、それをつなぐ支援のあり方についてフロアを交えて議論が行われました。

概要

名前 所属 講演タイトル
大谷誠 相談員 島根県パーソナルサポートセンター
毛利真弓 主任支援員 島根あさひ社会復帰促進センター
鷹村アヤ子 理事長 NPO法人風の家

一人ひとりの社会復帰 −施設退所後のアフター・ケアに求められること−:第3回風の家フォーラム

2013年1月26日(日) 13時〜17時

 第3回NPO法人風の家フォーラムは「一人ひとりの社会復帰 −施設退所後のアフター・ケアに求められること−」として、施設を出た後、社会の中で暮らすうえで必要なサポートについて、利用者も交えて考える場となりました。様々なサポートがある中で、利用者が社会資源に辿り着くのは、人とのつながりがきっかけであることが浮かび上がりました。
 NPO法人風の家鷹村アヤ子理事長より、利用者の動向について報告がありました。フォーラム時点での再犯率は全体で11%であり、全出所者に比べてかなり低く抑えられていました。
 島根県パーソナル・サポート・センター足立卓久氏より、島根県におけるワン・ストップ・サービスおよび動向サービスの取り組みについてご報告いただき、官民協同のネットワーク作りへの取り組みについてご紹介いただきました。
 元衆議院議員・福祉活動家山本譲司氏より、現在の受刑者、出所者、特に障害者、高齢者への福祉的取り組みについてお話をいただきました。
 講演者とともに、利用者にもパネルディスカッションに参加してもらい、どのような支援が社会資源につながり、社会生活を送る助けになるかを話してもらいました。皆さん口を揃えて、助けてもらった人を名前をあげて話していたのが印象的で、支援の仕組みと一人一人をつなぐ支援者個人の力がいかに大事なことかが伺えました。

概要

名前 所属 講演タイトル
山本譲司 元衆議院議員・福祉活動家
足立卓久 所長 島根県パーソナル・サポート・センター
鷹村アヤ子 理事長 NPO法人風の家

生活の困窮と再犯 ~司法と福祉の協働:第4回風の家フォーラム

2013年12月1日(日) 13時〜17時

 第4回NPO法人風の家フォーラムを開催しました。年度末を避け、例年よりも早い開催です。「生活の困窮と再犯〜司法と福祉の協働〜」をテーマとして、障害や問題を抱えて自立した生活を送ることが困難な人、そのために生活に困窮する人、そうした人が犯罪に手を染めること、その対応について考えました。詳しくは助成事業の報告書に掲載していますので、是非そちらもご覧ください。
 始めに小豆島の塩田幸雄町長より、厚労省在職時の障害者自立支援法の策定の経緯、その目的についてお話いただき、民間の活動を行政に働き掛けて広げるために必要なことは何かをお話いただきました。
 続いて当団体の工藤晋平理事より、利用者の動向に関するデータを提示しながら、支援の実際を説明しながら、宿所への入所直後と宿所を退所してからしばらくの間の見守りが必要であること、職員の福祉もまた支援のために大切なことであることをお話しました。
 最後に広島県障害者相談支援事業連絡協議会森木聡人会長より新しく開設された相談支援事業所のお話があり、障害を持った人が自立した生活ができるよう、仕事を通してどのように社会と関わっていくか、それを支援者がどのように支援するかということの実践例をお話いただきました。
 パネルディスカッションでは法テラス山田明弘弁護士、中国新聞社木ノ元陽子次長にも登壇いただき、始めに山田弁護士より島根県では刑事手続きの中で障害者調査支援委員会という仕組みができて、障害の支援も含めた取り組みが始まっていること、木ノ元次長より当団体の取材を通じて知りあった犯罪歴の長い高齢者との経験から、住む場所と人との繋がりがあることの大切さをお話いただいた。その後、フロアとのディスカッションも交えながら、問題を抱えた人が地域の中にいた時にできること、心の問題への対応の必要性、地域の中で活動している様々な立場の人の協働と情報共有の必要性、などが議論されました。

概要

名前 所属 講演タイトル
塩田幸雄 町長 小豆島町 障害者福祉の現状と課題~障害者福祉から総合福祉へ~
工藤晋平 理事 NPO法人風の家 生活の困窮と再犯を防ぐもの~風の家利用者への聞き取りから
森木聡人 会長 広島県障害者相談支援事業連絡協議会 犯罪のある障害者の支援について
山田明弘 弁護士 法テラス (パネルディスカッション登壇者)
木ノ元陽子 次長 中国新聞社 (パネルディスカッション登壇者)

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