今月の出来事

3月31日 2016年

 この数週間は、どの団体もそうかもしれませんが、年度末の決算で忙しく過ぎました。私たちの団体では矯正施設出所者のほかに、生活に困って行き場をなくした生活困窮者のためのシェルター提供事業も行っています。基本的には生活保護の受給申請をする間の一時的な住居を提供するものですが、その関係で、シェルター利用者は2週間ほどの間に入所して退所していきます。3月にも年度末にも関わらず、これまでと変わりないペースで利用者がやってきては、それぞれの生活に移っていきました。こうした利用者とは支援の関係を作って安定的に関わるということがあまりないのが残念です。
 他方、矯正施設からやってきた利用者は約2ヶ月ほど当団体の宿所に滞在します。生活保護を受給して出て行く人もありますが、その後で仕事を探し、定期的な収入が得られるようになって生活保護を中止する報告を聞くことがあると、本人なりの生活が軌道に乗ろうとしているのだなと嬉しくなります。今年は進学先を見つけて、親御さんと協力しながら受験に臨み、見事合格をした少年もいました。彼らの生活にサクラが咲くことを願う年度末でした。

フォーラム

司法と福祉のはざま:第5回風の家フォーラム

2014年11月24日(月) 13時〜17時

 5回目となるフォーラムは、前年度のテーマ「司法と福祉の協働」を引き継いで、司法と福祉のどちらにもかかわることでありながら、それゆえに制度の網目からこぼれてしまう、犯罪、貧困、障害、といった複数の問題を抱えた人たちの支援について考えました。新しい試みとして、刑務所への慰問ライブが放映されたアーティストの佐々木リョウさんによるミニ・ライブの開催も取り入れました。
 秋の3連休の最終日ということもあって、来場者数は多くなかったのですが、後援者およびパネラーの重複する問題意識を共有することができ、団体としてどのように活動を薦めていくか、またその動きをどのように社会の仕組みへと広げていくかを考えることのできた、濃密な会になったと思います。民間の力の活用が謳われて久しいですが、民間の力だけではなく、それを社会システムへともっていくための新しい運動が、これからの課題かも知れません。

概要

名前 所属 講演タイトル
日下健二 理事 NPO法人反貧困ネットワーク広島 反貧困ネットワーク広島の現状と今後の課題について
工藤晋平 理事 NPO法人風の家 司法と福祉のはざまで
佐々木リョウ ミュージシャン Cocoro-to 〔「約束」を含むミニ・ライブ〕
佐藤邦男 弁護士 広島みらい法律事務所 刑余者に対する司法からのアプローチについて
中村隆行 理事長 ひろしまNPOセンター 〔パネルディスカッション登壇者〕
播磨聡 牧師 日本バプテスト広島教会 〔パネルディスカッション登壇者〕

メディアでの紹介

テレビ放映

  • 2011年3月7日
    RCC中国放送 RCCニュース6
    元受刑者支える「風の家」
  • 2011年4月15日
    RCC中国放送 RCCニュース6
    元受刑者の社会復帰支援
  • 2011年10月4日
    RCC中国放送 RCCニュース6
    シリーズ”力”(2)人生やり直せるのか ~出所者支援のNPOに密着~
  • 2012年7月5日
    RCC中国放送 RCCニュース6
  • 2013年1月26日
    RCC中国放送 RCCニュース6
  • 2013年12月1日
    RCC中国放送 Nスタ
  • 2013年12月1日
    NHK総合 ニュース
  • 2013年12月3日
    RCC中国放送 RCCニュース6
  • 2014年6月27日
    広島テレビ テレビ派三部
  • 2014年7月5日
    TBS 報道特集
  • 2014年10月19日
    RCC中国放送 報道ドキュメンタリー
    「リセット〜さまよう出所者たち〜」

新聞記事

  • 2011年3月4日
    中国新聞 地域ニュース
    再犯防止へ元施設員らが支援
  • 2011年9月6日
    読売新聞 地域
    出所者受け入れ「ぶらっと広島」 「家族のように」更生支援
  • 2013年11月25日
    中国新聞 くらし
    広島のNPO法人風の家が自立支援

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 取材の依頼は、こちらのメールフォーム、または以下の連絡先までお寄せください。

  • 082-232-6696
  • 082-942-0677
  • buratto-hiroshima@wine.ocn.ne.jp
  • 〒730-0843 広島市中区舟入本町17-8

講演・研修会

薬物乱用研修

  • 2012年5月1日 呉工業高等学校定時制 薬物乱用研修
    利用者と一緒に薬物に手を出したきっかけとその結果について、体験談をお話しました。
  • 2012年12月21日 呉市立広高等学校 薬物乱用研修
    「薬物乱用の彼岸」
    薬物乱用の心理的背景ときっかけ、乱用防止のために必要なことについてお話しました。

研修会

  • 2011年5月20日 広島Dネット 定例学習会
    「薬物と抑うつ」
    薬物乱用について、葛藤や抑うつに耐えられないことと、そうした心の発達についてお話しました。
  • 2011年6月22日 広島県精神保健福祉協会 社会復帰施設職員研修会
    特別シンポジウム「自助グループ活動と精神科医療との連携」
    シンポジストとして、医療と支援施設との連携についてお話をしました。
  • 2011年8月3日 広島県立総合精神保健福祉センター 教員向け研修会
    「薬物依存・抑うつ・創造性」
    広島Dネットでの講演に加え、健康な心の発達における創造的であることの重要性についてお話しました。
  • 2012年2月29日 広島市西区三篠公民館 防犯講座
    「犯罪心理学からのアプローチ」
    地域生活において遭遇しやすい犯罪の実態と地域における対処法についてお話しました。
  • 2013年10月29日 京都家庭裁判所 自庁研修
    「非行少年の更生に向けたアタッチメント理論の活用」
    アタッチメントの観点およびAAIを非行少年の理解にどのように活かせるかについてお話しました。
  • 2015年1月13日 広島県 相談支援従事者現任研修
    「触法障害者への支援について」
    司法と福祉の協働の枠組みの概説と現場での具体的な触法行動の心理的背景と対応について事例とともにお話しました。
  • 2015年3月1日 CRC研修 アタッチメントを学ぶ(応用編)
    「司法領域におけるアタッチメントの観点を応用した犯罪者・非行少年の支援について」
    犯罪や非行の理解とその立ち直り支援の実際について、アタッチメント(愛着)の観点からお話をしました。
  • 2015年7月28日 京都家庭裁判所 自庁研修
    「非行・犯罪とアタッチメント」
    非行や犯罪とその立ち直りの過程をアタッチメントの観点からどのように理解できるかについてお話しました。
  • 2015年10月19日 京都市心理判定員会議
    「非行ケースを学ぶ」
    非行少年のおかれた環境や内的世界の理解をアタッチメントの観点から紹介し、事例の検討を行って実践的な理解を深めました。
  • 2015年12月10日 大津少年鑑別所
    「非行・犯罪の処遇とアタッチメント」
    非行少年の理解についてアタッチメントの観点から紹介し、成人アタッチメント面接と呼ばれる半構造化面接を用いての事例検討を行いました。
  • 2016年2月12日 広島矯正管区内拡大研修会
    「アタッチメントのアセスメント」
    非行と犯罪をアタッチメントの観点から度のように理解するかということと、そのアセスメントについて事例を取り上げてお話をしました。
  • 2016年2月18日/3月4日 武田塾/東光学園 アウトリーチ研修会
    「アタッチメント」
    アタッチメントの基礎理論と施設の中での対応についてお話し、映画の一場面を使って実践的な検討を行い、理解を深めました。
  • 2016年3月5日 広島県臨床心理士会司法矯正部会研修会
    「処遇カウンセラーについて/事例」
    刑務所内の処遇カウンセラーの実際について、制度、求められる役割、課題などについて紹介しました。また、当団体の心理支援室で行っている心理療法について事例検討を行いました。

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