支援の内容

NPO法人風の家では、住居がなく行き場所がない段階から地域生活が始まった段階、さらに犯罪を行なったために検挙され、司法にかかわるようになった段階のそれぞれの状況で、可能な限りの支援を行なっています。支援の目標は、社会生活に移行し、それを維持することができることです。各支援の申し込みは連絡先のフォームよりご相談ください。

行き場がない人への支援

基本的な生活の場の提供

住む家がなく、行き場のない人のために、生活の場としての宿所を提供しています。宿所にはベッド、浴室、トイレ、洗濯機、テレビなどがあり、食事の提供も行なっています。他の利用者とともに共同生活となります。ここを基盤として、自分の生活を整えるとともに、対人関係を見つめ直し、社会生活に移行するための準備をすることになります。

生活の再建

宿所において、規則正しい生活や金銭管理などの基本的な生活習慣を整えるための助言を行なっています。障害などの特性のために生活の管理が難しい場合には、職員がお手伝いします。身分証明書がない、借金の整理が必要といった諸事情への福祉的対応や行政手続きへの支援も行なっています。

就労の支援

協力雇用主、ハローワークなどとの協力の元で、仕事を探すための支援を行なっています。履歴書の書き方が分からない、面接の仕方が分からないといったことについての助言も行なっています。障害者雇用についてもお手伝いしています。

住居の支援

社会の中で生活を始めるための基盤となる、家探しの支援を行なっています。連携している不動産業者などの協力を得て、保証人がいないといった問題をクリアしながら、これからの生活の基盤となる住居を見つけていきます。

料金

自立準備ホーム、補導委託、一時生活支援事業の利用者はすべて無料です。それぞれのサービスについては、風の家についての補助事業の項目をご覧ください。どのサービスを利用すれば良いか分からない場合には、ご相談ください。
これらのサービスによらない、任意の利用の場合には、1日1,800円の利用料がかかります。

作業場の開設

障害者の就労訓練、および居場所として作業場を開設しています。毎日10名程度の利用者がやってきて、軽作業に勤しんでいます。作業場では、軽作業に従事した時間に応じて工賃が支給されます。これは地域活動支援センターⅢ型として広島市から認可を受けています。
作業場では、障害はないものの高齢であるために仕事がみつからない人、地域に住んでいる風の家の利用者以外の障害者にも、軽作業を提供しています。

地域生活の支援・アフターケア

食事の提供

食事の準備は手間のかかるもので、栄養も偏りがちです。社会生活に移行したあとも、食事を提供することを通して、安定した生活を維持するお手伝いをしています。利用は有料で、朝食100円、昼食200円、夕食300円となっています。

居場所の提供

社会の中で暮らすことは、孤立を招くことがあります。自由に立ち寄って顔を合わせ、話が出来る居場所スペースを設置して、支援の関係を継続し、安定した生活を維持する一助としてもらっています。

相談業務

人間関係、仕事、お金、病気など、社会の中で生活をしていれば困りごとに遭遇します。そうしたときには相談にのりながら解決を図ったり、カウンセリングや心理療法を開始したり、必要な社会的資源を利用できるように手配をしています。

生活指導

生活リズム、整容、家事、仕事、金銭管理など、基本的な生活習慣を確立し、維持することは簡単ではありません。問題になりそうな困りごとについては、早めに対処できるよう随時様子を確認しながら、助言を行なっています。一人で解決の難しい問題は一緒に解決を図っています。

アウトリーチ

最近姿が見えない、連絡がつきにくい、整容が行き届いていないなど生活の乱れのサインがあれば、家庭訪問をして状況を確認します。問題の早期発見に努め、支援につないでいます。

コミュニティ活動

地域の中の行事に参加することで、社会的な孤立を防ぐとともに、地域の人にも実情を知ってもらおうとしています。これまでに地域の祭りへの参加、神楽の設置手伝いなどを行い、年末年始の挨拶回りもしています。

司法の入り口での支援

社会生活の途中で犯罪を行ない、司法のプロセスに置かれることになった場合に、弁護士との協働の元、意見書の提出、裁判での証言、釈放後の支援計画の作成などを行なっています。司法の入り口における支援を通して、司法の出口(社会の入り口)での支援にスムーズにつなげることを狙っています。刑務所や少年院、少年鑑別所に入った場合にも、手紙のやり取りや面会を通して支援を継続して、社会生活の再開に備えています。
また、これまで支援関係がない場合でも、釈放後の支援を求めて問い合わせをいただければ、相談に応じています。